しゅどんどんずんどこブログ

書いちゃうよ~!

友達がいない同窓会に行ってきた。

先日投稿した通り、高校の同窓会に行ってきた。

結論として、及第点は捉えたと思う。

まず要点から記載していく。

 

  • 誰もいないと思われた理系の人間が想定よりいた。
  • 「どうせもう会わんし。」と思い立ち、弱点と思われた突発的なコミュニケーションを強化して臨んだ点
  • 会話を「写真集を出した。」の1点張りで臨んだ点

 

上記の要因で、なんとか三次会まで戦えた。

自分としてもよくやったと思う。

詳細を以下に記していく。

▽経過

▽同窓会会場

心の安定を得るためにやや遅れて会場入りした私は、会場に集まるメンバーをみて戦慄をした。

同窓会案内のLINEグループには100名以上の参加者がいたが

実際に同窓会に来ているのは50人にも満たなかった。

何より、結果として文系より理系のメンバーが多かった。

私の周りにいた理系メンバーは予想通り少なかったが、挨拶程度は交わす理系のメンバーが多かった。

 

大切な青春時代を理系クラスに進むような人間は、その後の人生においても生活に充足を得られず過去の美化された想い出に縋る。

反対に地方のやや偏差値の低い文系に行った人間は、30にもなると各々の人生に忙しく過去の想い出どころではないのだ。

 

これによって、同窓会会場は極めて混沌とした空気がさまよっていた。まるで統率が無かった。

 

私の振る舞いはというと前述の通りだが

先方として「ニコニコしておく」「できる限り深い話はしない」「写真集を出したことの1点張り」の3本柱で次々とコミュニケーションをなぎ倒していった。

※筆者の写真集。自費出版

 

久しぶりに会えた担任の先生へは、せめてもの感謝の意を伝えたかったのだが

方針がブレるといけないので、

先生「君は今どこで仕事しているんだ?」

私「東京にいます!(ニコ)」

先生「そうか、大変じゃないか?仕事は何を?」

私「写真集を出しています!」

先生「写真集??どういうこと?」

私「30部売れました!自費出版です。」

先生「そうか……。大丈夫か……?」

と悲しい目をさせてしまった。本当に申し訳なかった。方針だけはぶらせなかった。

 

後はもう滞りなく、誰彼構わず自撮りを取るなどで事なきを得た。

 

この時にお酒をしこたま飲んで緊張を解消しようとしたが

これが良くなかった。

私の難儀な性質をもう一つ忘れていたが「お酒を飲むと行くとこまで行ったれ」とやや自暴自棄になる点がある。

 

この性質に関しては本当に厄介で、自身も周りのことも省みない最低最悪の怪物が産まれてしまうのだ。

行くとこまで行ったれとなった自分は「絶対に行くものか」と思っていた2次会会場へもスキップルンルンで行くことになった。

 

▽二次会の居酒屋

一部の理系メンバーで遅れて会場入りしたら、もはや席がなかった。

私含む理系メンバー3名が隅の方に鎮座する形となり、もはや同窓会と言える状況ではなかった。

 

しかし、ここでトラブルが発生。

同様に遅れてきた文系女子が席次上の問題で我々の横に座ることになった。

息を呑む一同。

ただ、私はもはや「行くとこまで行ったれ状態」が出来上がっている為

果敢に文系女子に話しかけに行った。

もちろん、「写真集を作っている」の1点張りで戦闘を挑んだ。

大変気立ての良い文系女子だった為か

「誰こいつ~~~!?」

「何こいつ~~~!?」

「変だよ!変!」

「この変な奴を呼んだの誰!?」

と猛攻を喰らった。

 

しかし、私は行ったれ状態なので

「今度親御さんにあいさつさせてくれないか?」と初対面のその女子に対して苛烈な求愛行動を見せつけることで対処した。

もちろん、その女子は別の卓に移った。

あまりに悲しい勝利だった。

 

▽三次会のカラオケ

三次会?もちろん行きますとも。

ここでテクニックを披露した。

一部の理系メンバーと、事前に呼んでいたそもそも同窓会に来ていない同じ高校の友人と別の部屋を取ることで、心の安定を無限に得るというテクニック。

 

時折、三次会会場に何食わぬ顔で登場し

あの頃のJ-POPで楽しんでいる1軍メンバーに

つじあやの「風になる」を熱唱。

https://www.youtube.com/watch?v=lHWVOfC41L4

 

呆気にとられている1軍メンバーを尻目に会場から脱出するというテロ行為を行った。

彼らには本当に申し訳ないことをした。

たまに脱出が遅れて、二次会で私から被害を受けた文系女子がほかの文系女子に広めたのか1軍女子'sから「なんで写真集出したの?」という純真で出来たピュアな弾丸を受けたが、ギリギリ一命を保った。

 

 

▽総決算

同窓会において、ついぞ新たな友情であったりロマンスであったり何らかの功績は一切残せなかったが

自分が嫌な思いをしない。

大迷惑をかけて非難を受けない。

という点においてはなんとかハードルを越えたと考えている。

よって及第点とする。

今後も私は、「なぜかイベントには必ず顔を出してくる知らない男」の位置で人生を遂げる。それでいい。それがいいんだ。

 

最後に、同窓会の中で一番ダメージを受けた言葉で絞める。



やっぱそう?