湘南は辻堂海岸に行った。
1年前に会社を辞めた元同僚からBBQに誘われたからだ。
俺は誘われたら二つ返事で行くことを年始に地元の神社で誓ったから、行った。
元同僚の他に誰がいるか全くわからなかったが、行った。
当日BBQ会場に着いたら元同僚が今働いている職場の家族がいた。
元同僚のなう同僚とその奥さんと小さい子供が二人いた。
自分と接点がなさ過ぎて頭がクラクラした。
これこれ、こういうのが無いと人生にハリは出ねえってもんだ。
全然いい人だったので普通に楽しくしゃべって、お酒を飲みまくって無事BBQは終わった。
自分の中に、知らない人と楽しくお話ができる自分がいることを、うれしく思った。
そのあと、元同僚とその奥さんと飲みに行った。
海岸からほど近い、古民家風の居酒屋。
聞くところによると漁師が営む居酒屋でイカ漁にでるタイミングは不通に店を閉めるらしい。
なんか、そういうのいいよね。
別に海から近いんだから、漁師がやってなくてもまあうまいんだろうけど。そういう「情報」が一個加算されることで何倍もおいしくなると、俺はそう思うんだ。あと普通に魚のおいしい食べ方とか無限に知っていそうだし。
その日はイカ釣れないタイミングだったらしくて営業してた。
実際においしかった。写真はない。撮ったけどアップロードするのが面倒くさすぎる。
お通しで「ホタルイカの酢味噌和え」が出てきた時点で、もう美味しいことは明らかなんだからこれ以上言うことは無い。各々調べて各々で行ってください。
そんなことはどうでもよくて、そこの居酒屋で働いている店員さんがギャルだった。
恐らく年齢30前後くらいの、金色に染めた髪が海風でさらに脱色した独特の発色をした女性だった。俺は、ちょっと自分でもどうかと思うくらいギャルが好きなので入店したときからソワソワしてしまった。
「ギャルだ。」
私はギャルと同じ空間にいると脳みそのほとんどのリソースを使ってしまう。
オーバーヒート寸前だ。
極めつけはギャルが刺し盛りを運んできた時だ。
よく見ると足首にタトゥーが入っていた。
俺は足首にタトゥーが入っている女性が何よりも好きなのだ。
と、言うのも俺の青春時代はCOCOLULU(ココルル)というサーフ系ブランドが最盛期であり、ギャルといえばサーフ系のギャル、そしてサーフ系のギャルといえば「ごんぶとデニム」に「足首タトゥー」だったのだ。
郷愁。足首タトゥーを目の端に捉えた刹那、俺の脳裏には「前略プロフィール」「モバゲーのカナッペ」「黒い背景に紫文字で描かれたデコログ」がものすごいスピードで駆け巡った。
ああ、俺は昔っから、ギャルが好きだったんだな。
郷愁に脳みそをやられている俺を尻目にギャル店員は刺し盛りの魚を1種類も説明せず颯爽とバックヤードに帰っていった。
普通は、刺し盛りってどれがどの魚か説明してくれるもんじゃないかしら、と一瞬思ったが、まあ、ギャルだしいいか。ってなった。
刺し盛りはとんでもなくおいしかった。
あと特にギャルとは会話もせずに帰った。これは俺がギャルがやっぱ好きなんだなーと思った話。べつに冒頭のBBQも関係ない。ここまで見てくれてありがとうな。サンキュ。