しゅどんどんです。
突然ですが皆さんは自分が「自分、大人になったな」と感じたことはありますか?
ピーマンを食べれるようになったとか、選挙に参加したとか、初任給で母親にごちそうしたとかいろいろあるかと思います。
私は1993年生まれの26歳のバリバリアダルト。
しかし、たぐいまれなる万能感と自意識におぼれており、精神が中学3年のあの夏に置いてけぼりにされているままです。
そんな私ですが最近やっと自分が大人になったと実感したのでご紹介します。
大人になったな~。
私が「自分、大人になったな」と感じたのはこの冬、高校サッカー選手権を純粋に楽しく見れたことです。
私は高校時代、写真部に所属しているにもかかわらず幽霊部員というバリバリの陰キャラであったためか
高校球児・サッカー部に対してのすさまじい憎悪が一方的にある状態でした。
甲子園を見ては坊主のくせに眉毛を細くしている選手を見るたびに「こいつは人生で今年の夏がピークであってくれ!」と強く念じていました。
大学時代に多少楽しいことがあれば払しょくできたのかもしれませんが、田舎の大学に行き、合コンもせず友達も少なく月3万円の1Kでfeng社(http://www.feng.jp/home.html)のエロゲにドはまりしていたという濃厚な灰色に染まった青春を送っていたため憎悪が薄れないまま卒業してしまいました。
むしろ田舎の大学に通ってしまったためか、都会へもコンプレックスを感じてしまって、「アド街」「ヒルナンデス」など東京のおしゃれな店を紹介する番組も観れないようになってしまった。
大学卒業時のコンプレックスは「高校球児」「サッカー部」「都会」の3本柱。陰湿ですね。
社会人になり、お金をもらい、時間を失ったことでだんだんとその怨念が薄れていき
海を見ては「綺麗だ。」と呟き、潮風を感じては「気持ちいいな。」と呟くような人間になっていきました。端的に言うと急速に老化が進みました。
そういう風に感情の起伏も鈍くなったお陰か、今年の冬は高校サッカーを見ても「美しい青春だ…。」と呟きながらテレビの前で発泡酒を飲みながら涙ぐむようになりました。
これは心が成長したものだと私は捉えていますが、もしかするとだんだん自分を人生の主人公から外して他者の輝きに依存しはじめているのではないかと小さな不安が胸の片隅にあります。
今年も小さな不安を無理矢理見ないふりして全力で若者を応援していく所存です。