しゅどんどんずんどこブログ

書いちゃうよ~!

俺は声が小さい。

声が小さい。

かなりコンプレックスだ。

 

となりに5人以上の団体がいる居酒屋では、発言ができない。

してることにはしてるのだが、かき消される。

 

いやだなぁ。

 

我が社では毎日当日の予定を発表するという腐ったモーレツ社員の慣例がそのまま生きてるクソ朝礼があり、いちばん喉が細々としている時間帯である朝に声を出さないといけない。

 

そこで毎日、上司に言われる

「もっと声大きく出せよ!」

 

ちくしょう…。

俺の中では「大人がこんな大きな声出していいのか?」ってくらいの声量で出してるつもりだ。

まあ、一般的には蚊の鳴くような声だけども。

 

声、大きく出す必要あるのか。

メールするよ?なんなら。

メールで予定送るよ?

 

顔文字もつけるよ?

どう?それで?

ダメ?

 

ダメか。そうか。がんばるよ。

 

 

 

ちなみに、俺は元合唱部。

 

 

 

私と五反田のお寿司

私は五反田にある立ち食い寿司屋さんに週一で行ってる。

 

私の住んでいるところから片道1時間半くらいかかるけど、通っている。好きだから。

 

出会ったきっかけは、五反田の優しい社長さんに連れてってもらったことがきっかけだ。

 

その社長さんに関しては、私のようなライターもどきのカスカスゴミ人間が運営する脇汗ナメクジダンシングブログで書くには、余りにも申し訳ないので割愛する。

 

初めて、その立ち食い寿司屋さんで食べたお寿司が、後頭部に破城槌が打ち込まれたのかと思うほどに美味しかった。衝撃だった。

 

その日から、私の小さな脳の使っていなかった部分が「おすし野」として活用されている。

本能で、金曜になるとお寿司に向かうよう、脳が構築されたわけだ。

 

いままで私が食べてきた回転寿司とは、当たり前のことだが、ちがう。

 

私がいままで口にしてきた回転寿司とは、いわば酢飯の上に刺身を乗っけただけの、器のないどんぶり飯だった。(おいしいんだけどね。)

 

五反田のお店で初めて、本物の寿司を知った。24の春だった。

 

具体的に回転寿司に行った時と、五反田のお店に行った時の私の感情フローは下記の様になる。

 

【回転寿司】

食うぞ〜→パクっ→おいしい〜→パクっ→おいしい〜→美味しかった〜

 

【五反田の立ち食い寿司】

ヨッシャヨッシャヨッシャヨッシャヨッシャ!!!!→パクっ→んんんまんまんまんまんまうまいまいまいうまうまうまうまうまheyheyheyheyhey!!!!!!!!!!!!!!!→パクっ→助けて助けて助けてうまうまうま助けてすしすしすしすしお仕事頑張れる→もう、お別れなの…?

 

 

である。最終的にめんどくさい彼女状態になる。

 

そして、金曜日の今日、私は本能の赴くままに五反田に向かっている。

24歳で、薄給の私がこんなに寿司屋に行っていいのだろうか?

そのお店は確かに安い。おいしいくせに安すぎる。

ボランティアなのか、神様が五反田にボーナスステージを作る際、採用された店なのか。

 

しかし、それとは別だ。

24歳でこんな、寿司を、食べてはいけない。

 

今後の人生にとっておくべきではないか?

本物の寿司を、私は食べていますよみたいな態度が出てしまうんじゃないか?若輩者のくせに。

 

私は怖い。

寿司屋を愛するあまり、寿司屋に人生を捧げてしまっている様な気がする。

私はメンヘラなのだ。一度好きになってしまったら、あなたなしでは生きてけないのぉ!ってなってしまう。

 

まあ、こんなあれこれ考えててもしょうがない。

とりあえず寿司食べてから考えるか。

 

ヒャッホーウ

 

 

 

毛ガニをベランダで飼ってた思い出

小学校4年の初夏。

ちょうど、今日の空のように入道雲がもくもくと浮かんでいた気がする。

 

ぼくは田舎のおばあちゃんと海に来ていた。

おばあちゃんが生け花に使うきれいな貝殻を探しに来ていたのだった。

 

おばあちゃんと過ごす時間は本当に楽しかった。きれいな桜貝を一生懸命探していた。

おばあちゃんも、途中からハッスルし始めていた。きれいな貝殻をもったヤドカリを引っこ抜いたりしていた。無慈悲だ。

 

ハッスルおばあちゃんがヤドカリをちぎっては投げ、ちぎっては投げをしている間、ぼくは海面に不審な影を見た。

 

近くで見る。

 

毛ガニだ。

 

毛ガニが、いる。

 

なぜ?どうしてここに?生きた毛ガニが?

頭の中がぐるぐると回る。

 

混沌となった頭の中をしり目に、僕の取った行動はとてもシンプルだった。

 

手を伸ばし、捕まえた。

 

毛ガニはチクチクとしていて、かたい。

逃げようと必死にぼくの指を挟んでくる。

 

生きている。

まさしくぼくの目の前で、毛ガニは生を全うとしている。

初めて生物を目の当たりにしたかのような感動。

 

毛ガニをつかんだ瞬間、明らかにぼくの生も生まれた。キラキラした水面、潮のにおい、真っ白な太陽が、この世に生を受けたぼくを祝福している。

 

ヤドカリを相変わらず引っこ抜いているおばあちゃんを横目に、ぼくは一目散に帰った。毛ガニを携えて。

 

Tシャツにくるんだ毛ガニをバケツに放り込み、ベランダで観察する。

 

見紛うことなく、毛ガニだ。

煮干しを与えると、食べはしなかったが、なんだかニコニコしているように見えた。

 

ぼくはこの毛ガニと共に、夏を過ごそう。

 

大きくなって自分の身長と同じくらいになった毛ガニに乗って、始業式に向かおう。そう考えていた。

 

 

まあ翌日普通に毛ガニは死んでた。

食べればよかった。

 

おばあちゃんの生け花はすこし、生臭くなっていた。

歯医者いった。ドリル許さん。

歯医者に行った。

依然、前歯が爆散した際に虫歯があるから今度来てちょ~と言われたからだ。

 

今回は若い、男性の歯医者さんが見てくれるようだ。

名は、井上マサシという。

 

さっそく施術説明が始まった。私はインフォームドコンセントが大好き。

八重歯に小さい虫歯が出来ているようだ。

 

井上先生「今回は麻酔無しで大丈夫ですか?」

愚問だ。

麻酔があると医療費は高くなってしまう。

虫歯歴20年の私を舐めるなよ、若造。

ちいさな虫歯などヘッチャラピーであり、もちろん、麻酔など必要ないのだ。

 

そうして麻酔無しで、施術が始まった。

 

キュィィィィン(ドリルの回転音)

 

…あー。

 

 

うん。

 

 

 

めっっっっちゃ痛い。

 

 

 

え?痛い。え?いったい。うそぉ。

え?なにしてるの?痛い。やめて?

 

…そう、私は虫歯が多すぎて幼少期にほぼすべての神経を引っこ抜いていた。

今回のようなちゃんと神経がある歯を治療するのは10数年ぶりだったのだ。

 

神経がちゃんとある歯の治療は激痛なのだ。痛い。

 

冷静に分析している場合じゃない。あー、もう。痛い。

濃硫酸でうがいしてるみたいだ。

 

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先生?もしかして岩とか掘るドリル使ってる??

 

 

 

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目を開けたら、先生がこれになってたりしない?

 

そう考えているうちに、ドリルが止まった。

やった!解放された…?

 

 

キュィィィィン

 

 

無言でまた、始まった。

なんで一回止めた。おい、井上。井上マサシ。

趣味として歯を削っているんじゃなかろうな。ドS野郎。

 

本当に痛かったけど

「麻酔すると高い…。麻酔すると治療費高い…。」

と考えることでどうにか気絶せずに済んだ。

頭の中で諭吉の肩をガッチリホールドする妄想をしていた。

 

 

「はい、この歯はこれで完治しました!」

井上先生がそう言った。なんとか治療を終えたようだ。

本当につらかった。

こんな思いは二度としたくない。今後はちゃんと歯磨きもするし歯間ブラシもしよう…。

 

そう思いながら、治療室を出ようとすると声をかけられた。

 

 

井上「違う虫歯もあるから、また来週やりましょうね。」

 

 

殺してください。

空手の先生に教わったった一つの大切な事。

ぼくは小学校から高校卒業まで空手道場に通っていた。

 

それも、人を素手でボコボコに殴る感じのかなりオフェンシブな空手だ。

 

その空手道場は1人の先生が教えていた。

 

その先生というのが、本当に、めっっっっっちゃんこ怖かった。怖かったエピソードを羅列すると5万文字とかになるので、抜粋して羅列します。

 

●めちゃ怖①ひたすら強い。

→先生はとにかく強かった。流派の全国大会で5回くらい優勝しており、拳には漫画みたいな拳タコがあった。命を刈り取る形の拳だった。

当時生意気なお年頃だったが、圧倒的な力の前には平伏すしかなかった。

 

●めちゃ怖②竹刀持ってる

常に竹刀持ってる。持ってるだけじゃなくて脳天を叩く。

叩かれて痛がっていると「こんなん全然痛くねぇわ!!!!」と言いながら先生が自分の頭を自分で何度もぶっ叩く。その後、なぜかぼくももう一発ぶっ叩かれる。

 

●めちゃ怖③超熱血

声がでかい。そして、すこぶる熱心に指導してくれる。一度ぼくが外国人と試合をした時、セコンドについた先生は

「頑張れ!!負けるな!!!頑張れ!!ニッポン!ニッポンがんばれ!!!ニッポォォォーーン!!!」と、途中で国を応援し始めた。先生の応援で外国人もぼくも笑ってしまい試合が中断された。

 

そんな先生だが、何年も一緒にいるとかなり仲良くなり、雑談もする仲となる。

 

稽古前には

 

先生「おい!しゅうと(ぼくの本名)!」

 

ぼく「はい!!!」

 

先生「堀北真希って、かわいいよなぁ」

 

ぼく「オス!ぼくもそう思います!!!」

 

とか話す。

 

 

 

ある日、道場に行くと先生の手が包帯でぐるぐる巻きになっていた。

 

ぼく「オス!右手どうしたんですか!?」

 

先生「ああ、この前な…。」

 

ぼく(喧嘩かな…?)

 

先生「小学生にミット打ちさせてたら、ミットを打つ手が痛いって文句言い出してな…。」

 

ぼく(ん…?)

 

先生「『こんなん全然痛くねぇわ!!!!』って言いながらコンクリートの壁を思いっきり殴ったら、折れちゃった。」

 

ぼく「」

 

先生「しゅうと、コンクリートって硬いから殴っちゃダメなんだぞ。」

 

 

 

先生……。

知ってる………。

 

 

「ポポー」という果物を、食べてみたいな。

ポポー、知ってますか?

ポポー。

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こういう…アケビみたいな形をした果物です。

 

ポポー。

 

名前が好きだ。

なんていい響きなんだ。

この世のありとあらゆるものに対して無関係を装っているような、辛いとか苦しいとか、楽しいとか、そういうのをすべて無視してボ~ッとしている、糸目の少年のような姿が思い浮かぶ名前だ。ポポー。

 

それでいて、さすらいの旅人のような。

ずっと近くにはいてくれないんだな、と、さみしさも感じる名前だ。ポポー。

 

アメリカの五大湖原産で

「アメリカン・カスタード・アップル」と呼ばれることもあるらしい。

 

なんだそれ。うまそうすぎる。

カスタード×アップルなんて、最高すぎるじゃないか。

31アイスクリームの新作にありそうだ。そんな味。

 

女子高生がくぎ付けになってしまうんじゃないか?

ポポーを食べに原宿を離れ、アメリカの五大湖へ殺到する女子高生が目に浮かぶ。

 

「ねっとりとしたトロピカルフルーツを思わせる味わい」とのことだった。

ねっとりとした果物はだいたい美味い。バナナがそうだ。

 

しかし、トロピカルフルーツにもいろいろあるだろう。

ライチ、マンゴスチン、バナナ、マンゴー。

 

いったい、どのトロピカルに当てはまるんだ。

 

タイとかそのあたりのフルーツなのか、はたまたバリか、シンガポールか。

気になる。

 

絶対に食べたい。

しかし、とても足がはやく、なかなか市販されないらしい。

ちくしょう。

以下ポエムです。

 

ポポー。

君はぼくを困らせてキシシと笑う。

 

ポポー。

君はいまどこにいて、なにをしているの。

 

ポポー。

君の名前を繰り返し呼んでも、呼び足りないよ。

 

ねえ、ポポー。

熱海は最高

熱海は最高だ。

温泉があるから最高だ。

 

最高は温泉と親和性が高い。

 

上司に説教をされたとしても

それが温泉の中だとなんかいい話聞いてるみたいになるに違いない。

 

まんじゅうを普段あまり食べないくせに

温泉地に行くと人はやたら温泉まんじゅうを食べる。

温泉卵も食べる。あれに至ってはビチョビチョのゆで卵なのに、なんか美味しそう。

 

温泉って全部最高になるからすごい。

 

 

温泉ってなんだ?あったかいお湯がこんなにいいものなのか?

 

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はい、これが温泉に行った時の部屋です。

 

奥に見えるちゃんちゃんこタンクトップの変態が、この旅館の名物である座敷童です。

 

そこそこ成長した座敷童は、とくに富をもたらすわけでもなく、寝る前に怖い話をしてきたり、「俺らの時代はなぁ…こんないいもんなかったからなぁ〜?」みたいなちょいウザ系の発言をしてきます。

 

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帰ってほしい。

 

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そんなことより、初島がすごい。

最高というほかない。

 

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ほらもう。

なにここ?天国?気づいてないだけで自分死んでる???

ていうか、地縛霊になったらこの地に縛られたい。

 

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そしてハンモックで、こうです。

もうダメだ。会社辞めるしかない。

このハンモックで一生を終えるしかない。

 

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さっきの座敷童もこのざまです。

電池が切れてしまったのか、へたりこんで動かなくなってしまいました。

 

彼はまだ、島で座ってます。

 

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帰って肉食いました。

ぼくは相当前世でいいことしたんだと思います。

きっと、道徳の概念を作ったのが前世の私です。

 

みんなも今世で徳を積んで、来世で初島に行こう。