しゅどんどんの直売所レポ②
しゅどんどんです。
直売所をご存知でしょうか?
農家→消費者で直接作物を売買するところであり、思いもよらない作物が売ってたり、やたらに安い値段で売ってたりします。端的に言えば現存するサンクチュアリ、それが直売所です。
そんな直売所が好きなのでレポートしようと思います。
2回目です。
採点
●千葉県香取市の直売所
●種別:無人・レジ無し・吹きさらし
・これこれ~感:☆☆☆☆
・無造作感:☆☆☆☆☆☆☆
・作物量:ちょいアリ
感想
これはまた特徴的な直売所が出てきましたよ。
長い年月をかけて独自性をじわじわと滲み出してくる様に圧倒されてしまいます。
老齢の賢者のような、それでいてどこか気さくな兄貴なような、少女のようないじらしさすら感じます。
『無人の直売所』を『セルフサービス』と称すこの天才的発想の転換。
その豪胆さ…嫌いじゃない。
そしてこの直売所、そこかしこに金色のひょうたんが存在している。
金色のひょうたんを積極的に集める行動に至った経緯はなぞに包まれている。
なぜひょうたんを、わざわざ金色に塗ったのか。
そもそも、なぜひょうたんなのか。
制作者は独自の風水を取り入れていて
「ひょうたん×金色=最強に縁起がいい!」
という計算式をはじき出しており、実践しているのだろうか。
ほんの少し、背筋が冷える。
ひょうたんに底知れない恐ろしさを感じるのは、初めてだ。
http://engimono.net/articles/tVbMy
と思ったら、ひょうたんは縁起物だった。へー。
私の中のこの直売所の製作者は「得体の知れない守銭奴」から「ものしり守銭奴」となった。なんにせよお金が好きで、行動力のある方なのだろう。
そんな守銭奴がお送りする「たけのこ」。100円だ。安い。良心的。
直売所内に「コミュニケーションの残滓」があった。
椅子で囲まれた真ん中にたけのこの皮と焼けたドラム缶がある。
たけのこを、ドラム缶で焼いて食べたのだろうか。みんなで。
すごい良い時間を過ごしているじゃないか。
良いなぁ。
一緒に野外でたけのこをドラム缶で焼く友達、良いなぁ。
友達、ほしいなぁ。