「ぼくの亜種がいたらな。」
今日ふと思った。
ぼくは日本に住むサラリーマン、しゅどんどん。
毎日が目まぐるしく周る。
どこかで聞いた言葉で日々のスピードになんとか食らいついている。
そんなぼくの亜種が、ジャングルに住んでいたら。
どんな「しゅどんどん亜種」なんだろう。
下記にぼくの理想の亜種を記す。
◇しゅどんどん亜種
・体長150センチとしゅどんどん本種に比べれば少し低いが、体重は70キロと体格に恵まれている。
本種と同様に単独での行動が目立つが、時折、孤独を悲しむかのように雄たけびを上げる。食性は主に木のみであり、ジャングルで育つ哺乳類では珍しく芋類を好み、じゃがいもを細く切って油で揚げたものを食べる姿が目撃されている。本種と大きく異なる点は卵生であり、妊娠したしゅどんどん亜種は大量のどんぐりと白湯を牛の糞で作った洞窟の中に持ち込み、秋口から初夏にかけて産卵する。白湯は2日目で冷めてしまう。
一度に2m弱のタマゴを1つだけ産み、大切に育て上げる。
産まれたてのしゅどんどん亜種は「お腹空いたぜ」「眠いぜ」「トキメキだぜ」と、語尾に特徴がある3つの言葉しか喋れないが、夜な夜な匿名チャットで小学生相手に本気の口喧嘩を仕掛ける。勝敗は五分五分だという。
好きなアーティストは本種と同様「あいみょん」。
要するにぼくは、卵を産んでみたい。