地獄の五日間を終えて休日へ。
昨日の雨が嘘だったかといえば、そんなこともないような空模様。
雨の冷たさをそのまま纏った朝の空気。
10時ちょっと過ぎ、猛烈な眠たさを振り切り、なんとかベッドから上半身だけ逃げ出した。
タバコが吸いたいな。
そう思いながらもそもそ準備をして、極寒の空の下へ。鼻の下を流れる空気がカミソリの様に上唇をチクチクとさせる。
友達と代官山へ行った。
雑貨を見た。
一生分の雑貨を見た。
この世はいらないものばかりだと再認識。
代官山の女性は皆背が高い。
代官山の子供は皆ストライダーを乗りこなしていた。
支給されているのだろうか。
オシャレにやられ、カヌレを食べる。
やることがないので新宿へ移動。
インスパイアというリアル潜入ゲームを初体験。
2回パックを購入。
制限時間は10分でスパイ活動を行う。
10分でなにができるんだよ、バカが。と思った。
割となにもできなかった。
でも何人かクリアする人はいた。
潜入するエリアは広く、動き回りながら謎を解く。
めちゃくちゃ楽しい。
こんな毎日が続けばいいのに。
謎が解けない事すら楽しい。
1秒毎に、楽しいという感情が襲いかかってくる。
生まれたてのような刺激。
新たな刺激を求めて東京ミステリーサークルというリアル脱出ゲームへ。
レイトン教授コラボのゲームをした。
閉じ込められないし時間制限もない。
スリルは無い。めちゃむずい。
しかし純粋な謎解きをする楽しさがあった。
知恵熱を抱えながらクリア。
友達はクリアできなかった。
頭わっり〜と思った。
ざまぁみろ。
普通の焼き鳥屋に入る。
普通の焼き鳥に舌鼓を打ち、アルコールを流し込む。
特別美味しくなくても、会話が続くことに少し驚く。楽しい。友達の距離感、という新鮮さ。
20代のうちに二人でニューヨークに行くことに決まった。
ぼくのワガママでバーにいく。
そこそこなお酒を飲み、仕事って嫌だなって話をする。一杯飲み干し、すぐ帰る。
1時間弱かけて、家に帰った。
帰りは風の冷たさをあまり感じなかったことに、寝床に入り気づいた。
シャワーは明日でいいや。
歯磨きだけしておこう。
目が覚めたら春になっています様に。