私は五反田にある立ち食い寿司屋さんに週一で行ってる。
私の住んでいるところから片道1時間半くらいかかるけど、通っている。好きだから。
出会ったきっかけは、五反田の優しい社長さんに連れてってもらったことがきっかけだ。
その社長さんに関しては、私のようなライターもどきのカスカスゴミ人間が運営する脇汗ナメクジダンシングブログで書くには、余りにも申し訳ないので割愛する。
初めて、その立ち食い寿司屋さんで食べたお寿司が、後頭部に破城槌が打ち込まれたのかと思うほどに美味しかった。衝撃だった。
その日から、私の小さな脳の使っていなかった部分が「おすし野」として活用されている。
本能で、金曜になるとお寿司に向かうよう、脳が構築されたわけだ。
いままで私が食べてきた回転寿司とは、当たり前のことだが、ちがう。
私がいままで口にしてきた回転寿司とは、いわば酢飯の上に刺身を乗っけただけの、器のないどんぶり飯だった。(おいしいんだけどね。)
五反田のお店で初めて、本物の寿司を知った。24の春だった。
具体的に回転寿司に行った時と、五反田のお店に行った時の私の感情フローは下記の様になる。
【回転寿司】
食うぞ〜→パクっ→おいしい〜→パクっ→おいしい〜→美味しかった〜
【五反田の立ち食い寿司】
ヨッシャヨッシャヨッシャヨッシャヨッシャ!!!!→パクっ→んんんまんまんまんまんまうまいまいまいうまうまうまうまうまheyheyheyheyhey!!!!!!!!!!!!!!!→パクっ→助けて助けて助けてうまうまうま助けてすしすしすしすしお仕事頑張れる→もう、お別れなの…?
である。最終的にめんどくさい彼女状態になる。
そして、金曜日の今日、私は本能の赴くままに五反田に向かっている。
24歳で、薄給の私がこんなに寿司屋に行っていいのだろうか?
そのお店は確かに安い。おいしいくせに安すぎる。
ボランティアなのか、神様が五反田にボーナスステージを作る際、採用された店なのか。
しかし、それとは別だ。
24歳でこんな、寿司を、食べてはいけない。
今後の人生にとっておくべきではないか?
本物の寿司を、私は食べていますよみたいな態度が出てしまうんじゃないか?若輩者のくせに。
私は怖い。
寿司屋を愛するあまり、寿司屋に人生を捧げてしまっている様な気がする。
私はメンヘラなのだ。一度好きになってしまったら、あなたなしでは生きてけないのぉ!ってなってしまう。
まあ、こんなあれこれ考えててもしょうがない。
とりあえず寿司食べてから考えるか。
ヒャッホーウ