JKなぁ。
JKだよ。
JK…。
JKの良さは改めて語る必要もない。
眩く光り、近づくものを焼き尽くす太陽だ。
良いに決まっている。JKは、良いに…。
そんなもの、語りつくせるはずがないのだから。
どう転がり落ちても、良いんだから。
本題だ。
JKが、椅子に座るだろう。
そうすると、プリーツスカートが自然、折り込まれる。
折り込まれたプリーツスカートは椅子とJKの太ももに挟まれ、段差を作る。
そうすると、どうだ?
いや、どうだ?ってなんだよ。
まあ、プリーツスカートが段差になって、JKの太ももに筋みたいな、跡がつくだろ?
あれ、なんだよ、もう。
ダメじゃん。そんなんしたら。
生まれて20年たってない新鮮な太ももにさ、跡つけちゃうじゃん。
水分量が豊富な、採れたてのマンゴーみたいな、太ももに、かたいプリーツスカートの生地なんか押し付けたらさ。
そんなん、跡付くじゃん。赤くなっちゃうじゃん。
良いじゃん。
そんなの、いいじゃんか。
僕自身が高校生のころから気づいていたよ。
斜め前の席の女の子が、現国の時間で夏目漱石著「こころ」の朗読のために立ち上がった刹那、目に飛び込んだよ。プリーツスカートの跡がくっきりついた太ももがさ。
そんなん観ちゃったらダメじゃん。トラウマだよ。
そんでもって、「見る」じゃなくて「観る」だよ。
芸術鑑賞に近い域だよ。鑑賞なんだよ。JKの太ももに関してはさ。
芸術の話だよこれは。なんだよ、もう。
JKよ?
初恋とか、しちゃっているタイミングかもしれないじゃん。
SNOWとかしてさ、その変顔がこの世のあらゆるものよりそれが一番面白いって信じ切っているじゃん?大学生とかと付き合っている自分をめちゃくちゃ大人だと勘違いしているかもしれないじゃん?
授業中手紙とか回しちゃっているんだよ?教師のことあだ名で呼んで、あまつさえ、ため口で話しちゃったりするくらい、社会の常識知らずなJKだよ?
チャリ、乗ってんだよ?
チャリ乗っているし、校則で髪染めちゃいけないから夏休みに明るい色にしたり、ばれない程度にうす~く茶色にしたりしてんのよ?
ピアスもダメだから透明ピアス開けているんだよ?穴ふさがっちゃうから。ピアス穴ふさがっちゃうから!!!
お酒、飲めないんだよ?
なんなら、お酒飲めないけど、粋がりまくって精々「ほろよい カルピスサワー」飲んでんのよ?3%よ?アルコール度数。
こちとら酒盗で、日本酒飲んでんのにだよ?
そんな純真無垢なJKの太ももに、プリーツスカートの跡、ついてんだ。
かわいそうじゃん。
そんな、いいじゃん。
いいよな?
いいって、そりゃ。
もう、やめてよ。
ほんとに。
もう、良くならないで‥‥。