図書館に行く理由
僕はほとんど毎週図書館に行く
朝お家を出て、セブンでコロッケとアイスコーヒーを買って
コロッケを食べながら仙台市の図書館に行く。
お昼ご飯を食べずに、夕方5時まで本を読んだり、ノートにポエムを書いたりしている
なぜか?
答えは簡単
不安だからだ
もう不安で不安でしょうがない。
まあまあ安心のできる企業に入ってそこそこやりたくない仕事をして
お金を得る毎日が目に見える
あっさりできちゃった結婚をして、仕事をやめることもなくただただ毎日を過ごし
子供が軽くいじめられたり軽くぐれたりしているところを眺めながら
「子育てって、あんまおもしろくねえなぁ」
程度の感想を持つ
孫が出来ていっちょ前にうれしそうな顔をして、肺がんで死ぬ
そんな一生が開けて見えてしまった。
いや、そんな幸せな一生は過ごせないかもしれないけど、なんとなく「幸せな日常」の背中が目の前をちらつく。
僕はとてつもなく、生活が苦手だ
自分が何をしているか、ルーティーンの中に組み込まれていく日々がとんでもなく苦手だ。
生活から目を背けたい。
生活に溺れたくはない。
家でひとりでいたら気が狂いそうだ。
それならせめて勉強をしよう。
そして図書館に行く
脈絡のない起業の本を読む。やる勇気もない
詩集を読む。詩一本でやる勇気もない
女を口説くテクニック本を読む。口説くに至るまでの出会いがない
デザインの本を読む。図画工作で2以上を評定を得たことがない。
それでももがく
勉強をしないと、不安でしょうがない。
だから毎週図書館に行く
脈絡のない本を読む。
毎週図書館に行く
図書館に行くことが生活の一部になる
生活から逃れられないことを悟った・・・