清潔さ☆☆☆☆☆
正義のヒーローさ☆☆☆☆
多様性☆
ゴミ箱を、ホメます。
ゴミ箱のここがステキ:部屋が必然的にきれいになる
ゴミ箱のある部屋、ゴミ箱のない部屋
そこに明確に存在する差は、「必然性」
ゴミ箱がない人は、ゴミが発生したとしてもそのゴミの行き着く先を迷う。
ゴミを片手に、寒い冬空を歩く迷い子と化してしまいます。
しかにゴミ箱を持つ人の部屋だと
ゴミは、必然的に、ゴミ箱へといざなわれる・・・。
ゴミの行き先に必然性が突如として現れるのです。
ゴミに行く末を示し、居場所を与える存在。ゴミ箱。
そのゴミがなければ、部屋の中はごみが散乱し、居場所を失ったゴミはギスギスした雰囲気を放ち、家主は汚さに無関心になっていくデススパイラルへ突入します。
最高だ。ゴミ箱。
見た感じただの箱なのに、「ゴミ箱」と名がついただけで
素晴らしい役職を全うしている。すごいぞ。
ゴミ箱のここがステキ:すべてを受け入れる度量
自分が箱として生まれて「あなたは明日からゴミ箱」と人事異動を言い渡されたら
僕は素直に業務を遂行できるだろうか?
「ゴミを自分の中に入れるなんて・・・」そう思うに違いない。
しかしいまのところ反乱を起こそうとしたり、辞表をたたきつけてきそうなごみ箱はない。
なんと生真面目なんだ、ゴミ箱。
自分の部屋にあるゴミ箱は
可燃ごみ、ビン類、溶けた玉ねぎ、割れた鏡、爪。
何を入れても文句ひとつ言わない。
いつだって文句を言うのはアパート管理会社の人間だけだ
しかしゴミ箱は自身が受けている苦痛をものともせず。平気な顔をして受け入れてくれる。
心の広さが体育館のそれと一緒だ・・・。
ゴミ箱のここがステキ:愚直さ
何度ゴミ箱をリメイクしようとしてもゴミ箱になる。
ステキだ
ゴミ箱はゴミ箱以外の自分を知らない。
ゴミを入れる以外の事に興味もなければ、やる気もないのだ・・・。
自分は仕事をしながら
「あーおっぱい触りたい」とか
「ぱいちちモミしだきてぇなぁ」とか
「バスト。」とか「第二回パイオツグランプリ」とか全然他ごとを考えてしまう。
しかしゴミ箱はゴミを入れること以外におそらく何も考えてない。
もちろんお乳の話を急に降られても「え?あ、すいません・・・。ちょっとわからないですね」となるだろう。
ステキだ。
僕はパイチチの話をされたら食い気味で反応すると思う。
ゴミ箱の愚直さを、見習いたい・・・。