今回は私が小学校低学年時代の学童クラスで教わった「ずいずいずっころばし」について考察する。
・ずいずいずっころばしとは?
遊び唄。内容は以下(ウィキペデアより引用)
ずいずいずっころばし
ごまみそずい
茶壺に追われて
とっぴんしゃん
抜けたら、どんどこしょ
俵のねずみが
米食ってちゅう、
ちゅうちゅうちゅう
おっとさんがよんでも、
おっかさんがよんでも、
行きっこなしよ
井戸のまわりで、
お茶碗欠いたのだぁれ
考察
ずいずいずっころばし
ごまみそずい
(ずいずいずっころばしとは、おそらく江戸時代初期に存在していたという妖怪ではないだろうか。夜道を歩く子供に足を引っ掛けてずっころばすタイプの妖怪。ごまみそが好物で、あげるとずっころばさない。)
茶壺に追われて
とっぴんしゃん
(茶壺に追われたことはないが、めちゃくちゃ怖い状況。とっぴんしゃんは茶壺に追いかけられたショックで小腸が肛門から飛び出た擬音ではとする説が有力)
抜けたら、どんどこしょ
(小腸から肛門が出ていることを「抜ける」と表している。それにしてもどんどこしょとは気楽なものだ。脱肛する癖があるのだろう)
俵のねずみが
米食ってちゅう、
ちゅうちゅうちゅう
(俵地区のネズミは他地区のネズミよりよく鳴くことで有名である)
おっとさんがよんでも、
おっかさんがよんでも、
行きっこなしよ
(親権争いをしている夫婦の図。その醜い争いを見た子供はどちらにも就かずたった一人で生きていくと強いまなざしを見せる。その目は一人の男の目だった。)
井戸のまわりで、
お茶碗欠いたのだぁれ
(井戸の周りにお茶碗を持ち出すことなんかあるのだろうか?おそらくない。これは井戸は水場であり、水子のメタファー。お茶碗は家族のだんらんの場を表し、それが欠けている。つまり子供を堕胎した男女の関係が壊れ、お互いの家族内の関係が壊れてしまったことを表している。)
結論
ずいずいずっころばしは特に関係ない上にやたら重い唄。
幼少期の私にこの歌を教えたおじいさんは、いったい・・・?